MRI部門 責任者/主査 海老沢達夫

MRI検査とは?

MRIとはMagnetic Resonance Imaging(磁気共鳴画像)の略語で、MRIは生体内に多量に存在する水(正確にはプロトン)の磁場の変化を信号として検出し、コンピューターで計算して体内のあらゆる断面を再構成することができます。


Siemens社製
MAGUNETOM AVANTO 1.5T

強力で大きな磁場の中に入って撮影する検査で、放射線を用いない為、検査を受ける患者様は放射線被ばくを心配する必要がありません。水・軟部組織の濃度差が小さいCTと違い、物質の組成で異なる信号強度が得られるMRIでは、形態的な変化だけでなく生理的な変化を検出することができる利点があります。

しかし、何種類かの検査条件を設定したり、数方向からの断面の撮像が必要なことから、検査全体の時間が長くなってしまうことが欠点です。また、高磁場の中に身を置くため、磁性体やなんらかの装置を埋め込んだ方、閉所恐怖症の方も撮像ができないという制限もあります。

実際どの様に検査をするの?

ヘッドホンからの音楽を聞きながら検査を行えます

頭部受信コイル

MRI装置の中へ
(思ったより息苦しい感じはないはずです)

順番になりましたら担当技師が更衣室へご案内いたします。

体全体で大きな磁石の中に入っていただく検査になりますので、金属が付いている洋服はすべてお脱ぎいただき検査着にお着替えいただきます。(ヘアピン、安全ピン、メガネ、時計、入れ歯、アクセサリー、カイロ等、体からはずせるものはすべてはずして更衣していただきます。)

検査前に再度金属チェックを行い厳重に確認します。

検査時間は、内容により変わりますが20分〜30分程度で終了いたします。

検査中は、体からの微弱な信号データ収集要の受信用コイルを取り付けます。また、検査中はトンネルの中に入ります。狭い所が苦手な人には辛い検査ですが、検査中休み休み行う事も可能です。

ほとんどの方は、これで検査を最後まで行う事が出来ます。

検査中トントン・ガーガーと工事現場の様な音がして騒がしいです。しかし、それ以外は、苦痛となる事はありません。患者様によっては、気持ちよくお昼寝をして帰る人もいるくらいの検査です。

次の方は検査を受けることができません
  • 心臓ペースメーカー、人口内耳を装着している方
  • 金属製の心臓人工弁を入れている方
  • 妊娠中の方
次の方は検査を受けられないことがあります
  • 人工関節などの金属類を体内に埋め込まれている方
  • 脳動脈瘤の手術により、金属クリップを入れている方
  • 閉所恐怖症の方 
  • じっとしていることが困難な方 (小児など)
どんな画像がうつるの?

正常脳(T2画像)

脳MRI Diffusion
急性期の梗塞

MRを用いた頭部血管撮影造影剤は使わなくても撮像できます。

膝のMRI画像

胸部の造影MRA

MRCP
膵管、胆管、総胆管、胆嚢の検査

骨盤から下肢の造影MRA

腰のMRI画像

頚部のMRI画像

体幹部における拡散強調画像
(従来の画像では捕らえられなかった病変も描出されます)

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