感染制御部から研究に関するお願い
学術的報告に過去の診療結果(血液・画像・病理)使用のご協力をお願いします

結核菌や抗酸菌によって引き起こされる病変の一部は当初症状のない場合もあり結節(腫瘤)として健診で発見されることが多いと言われています。これは良性病変と考えられていますが肺がんとの鑑別が非常に難しく、近年がん診療で力を発揮してきたPETCT検査においても、その判断は困難であるとされています。最終的に胸腔鏡手術を行いその結節を摘出し、組織病理検査による診断によってはじめて結果がわかるのが現状です。このため結核菌であった場合、その治療をどうするのか、治療は完遂できたのか、再発することはないのかなど未だ不明な点が多く残されています。また良性病変と思っていたものの中に肺癌が混在していることもありその後の治療に影響を及ぼすことがあると考えられます。

これらの結果を集計し検討することは、今後、このような患者様の治療方針や予後の判断を助けるものと考えられ、医療への貢献につながるものと思います。そのために、これまでに過去にあった当院における肺結節(組織病理診断が明確であるもの)を集計調査し、そのデータ(血液、画像等)を使用させていただき鑑別過程と治療状況(臨床効果、再発)について検討を行い学術的に報告させていただきたいと思います。この集計は過去に行われ、すでに終了したもの対して実施するいわゆる後方視野的研究になりますので患者様が新たに行っていただくことはありません。患者様の氏名、生年月日、住所などのプライバシー・個人情報に関することは厳密に守られ一切公表はされません。この研究の参加について患者様でご辞退を希望される場合は遠慮なく担当医師にご連絡ください。ご辞退されましても患者様が何ら不利な扱いを受けることは全くありません。また、この内容は東京医科大学茨城医療センター倫理委員会の承認の許におこなわれる学術的なものです。

●問い合わせ●
東京医科大学茨城医療センター
感染制御部 主任教授 佐藤昭裕